千の希望 ラノベ小説

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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第七話 「日常」

新たにブラックが仲間になったコール達は、森を抜け、その先にあった街へと到着した。森での疲れを癒すかのように、宿でゆっくりと休んだ一同は、朝を迎え、これから新しい街での生活が始まろうとしていた。 別室に泊まっているクリアーは、朝食を食べる為に...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第六話 「約束」

コール達は、次の街へ移動する為に、宿から出る準備をしていた。 先に準備を終えたフィックスとクリアーが、宿の外でコールが来るのを待っていた時、急に女性の叫び声が聞こえてきた。「きゃあああ!」 フィックスは驚き、声のする方を見た。「なんだ?」 ...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 ショートストーリー 「触れる事の意味」

昨日の雨などなかったかのように、綺麗に晴れた、気持ちの良い爽やかな朝を迎えたコール達は、三人で朝食を食べていた。(昨日はクリアーに、変なとこ見せちゃったな……) コールはクリアーの様子を、食事をしながら見ていたが、特にいつもと変わりはなさそ...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第五話 「コールの過去」

宿は取れたものの、突然の雨に濡れた為、コールは服を着替えていた。「わりー、結局濡らしちまったな」「いえ、オレがぼーっとしてたからです」「ぼーっと?」 フィックスが不思議に思ったその時、部屋のドアを叩く音がした。「フィックスー」「おう、なんだ...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第四話 「再会」

『千の力』を与えた者に頼まれ、新たな目的の為に旅を続ける事となったコール達は、ようやく次の街に到着した。「やっと街についたね!」 クリアーが元気に言うと、フィックスは弱弱しい声で答えた。「あー疲れた……崖から落ちたケガはあの時完治したけど、...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 ショートストーリー 「クリアーの出会い」

コールが『白はくの村』に来る五年前……その日カレンは、眩しい日差しの中、薬草を採りに『白はくの村』の周辺にある森を歩いていた。「良い天気ー♪ 頑張って集めるわよー!」 しばらく歩くとその途中で、草の上に横たわっている人の姿を発見した。「あら...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第三話 「継承」

ヴェリアス王から逃げ切り、『学まなびの街』から少し離れたところにあった小さな宿で、ゆっくり休んだコール達は、次の街へと向かって歩いていた。「それでボクがねー、カレンさんとー」 コールに村での話をしているクリアーを見ていたフィックスは、不思議...
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千の希望 第二話 「選択」

コールの旅について行く事となったクリアーとフィックス。 三人は『白はくの村』から出て、森をしばらく歩くと、足場の良い、人の通りやすい歩道と思われる道を歩きながら、会話を始めるのだった。「フィックス、村出てきて良かったの? ボクは元々村の人間...
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千の希望 ショートストーリー 「思いやり」

コールと旅に出る事になったクリアーとフィックスは、荷造りの為に、各々の家に帰り、その準備を進めていた。 その間コールはフィックスの家で、出されたお茶を飲んで待っていた。どうやらフィックスは酒が好きなようで、机や床の上には、未開封や空の酒瓶が...
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【純愛 恋愛ファンタジー小説】 千の希望 第一話 「千の力」

数年前からこの世界にひとつの噂が流れていた。 その力を得た者は手をかざすだけで、物を破壊する事ができる。 ただしその力は千回しか使えず、千回目を使い終わった者には寿命が訪れる。 ある者は力に溺れ、またある者は寿命を気にし、力を使う事を放棄し...